行動心理学の本|しぐさで気持ちはバレてしまう

行動心理学,本

実は人の心の動きは、体のどこかへ現れてしまいます。

もしあなたが営業や接客の仕事をしているなら、顧客の言葉ではイエスもノーも鵜呑みにはできません。相手の本音は、行動や「しぐさ」から判断しましょう。

言葉ではノーと言っているのに、しぐさはイエスと言っている場合があることに気がつくはずです。あるいは、その逆もあります。

また貴方が顧客で、相手が優秀な営業なら、いくら言葉で誤魔化してもしぐさでバレているかもしれません。

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行動心理学の本|しぐさで気持ちはバレてしまう

行動心理学,本

まず注意すべきことがあります。

行動心理学という学術的な学問自体は「無い」という事です。

Webサイトによっては、「しぐさと本音について、科学的に証明した信頼できる学問である」と説明しているページがありますが、学問として教えたり研究している大学などの研究機関はありません。つまり行動心理学を研究する学部はないということです。

行動心理学という学問自体はないが

心理学には、ポピュラー心理学(通俗心理学)と呼ばれる分野があり、学術的知識がない方が発信する情報が多いとされています。社会心理学や行動科学が心理学を一つの柱としていることからヒントを得て、誰かが行動心理学という言葉を作ったのかもしれません。行動心理学は通俗心理学の一つとして、考えると良いかもしれません。

ちなみに行動心理士という資格試験や講座などありますが、これは民間資格です。少し名称が似ている国家資格に、公認心理師という資格があります。こちらは大学で心理学部を卒業したあと、大学院に入学し修了することが、受験資格になっている狭き門です。また臨床心理士という民間資格もあります。臨床心理士は、日本臨床心理資格認定協会が認定する資格であり、病院などに活躍の場があります。

公認心理師と臨床心理士には、病院等に活躍の場があります。対して行動心理士の活躍の場は非常に限定的です。

行動心理学は学問的な心理学ではないことを認識した上で、行動科学と心理学で示されるように、一つの関係性は認められることです。「行動と心理学には傾向がある」ことを参考にするのが良いのではないかと思います。

行動と心理学との関係性は深い|しぐさに現れる本音

学問として確立されていないとしても、行動と心理学には関係性があることは明白です。

人と接することが多い営業などの仕事では、相手の行動(しぐさ)から心理状態を推測し、商談等に活かすなどの応用は従前からなされていることです。

心理が表れている仕草の例として挙げられるものには次のような例(一部分)があります。

この仕草をしているときの相手の心理

1)鼻を触る = 嘘をついている可能性がある

2)耳を触る = 不満がある可能性がある

3)唇を舐める = 緊張している

4)唇をかむ = 感情を隠している可能性がある

5)眉毛を触る = 隠している事がある可能性がある

6)瞬きが多い = 緊張している

7)視線が落ちている = 自信がない

8)右上を向いて話している =嘘をついている可能性がある

9)腕を組む = 警戒している

10)指を組む = 緊張している

11)足を広げて座る=自信がある

12)足を組む = 疲れや緊張を感じている

13)早口で話す = 主導権を取りたい

詳しくは下記に紹介する行動と心理学の本に書かれていますが、人の何気ない仕草という行動には心理状態が表れている事が多いのです。

しぐさで相手に心理を伝えることもできる

前述の通り相手のしぐさによって相手の心の状態がわかります。さらに心理的効果を狙って、自分のしぐさで発信することも可能です。

ミラーリング効果 = 同調効果。相手がお茶を飲んだら、自分もお茶を飲むなど、行動や仕草を同調させることで、相手は好感を持つ。

相手の行動や仕草をよく観察して、嫌味にならない程度に、同じ行動をしてみるのです。他にも、声の調子を同調させる・相手が繰り返すキーワードを意識して同調する、などにより心理的距離が近づく効果があります。

行動心理学の本でおすすめ|初心者でも相手のことが分析できるようになる

営業や販売など接客を中心とする仕事についている方は、初心者であったとしても、行動心理学の本を読んで役立てれば、成果につながりやすくなります。

また言葉では高評価をするお客様が、成約に至らない謎も解けるかもしれません。顧客の心と言葉はなかなか一致していないものです。特に契約前の段階では、顧客は自分の本音を隠そうとしています。顧客の言葉に振り回されがちな営業や販売の初心者の方々は、ぜひ読んでおくべきです。

FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学

行動心理学の名称はありませんが、「しぐさ」から感情や考えがわかるということで、おすすめする本です。若干気になるのは、FBIはアメリカのものですし、文中のボディラーンゲージはアメリカ人のしぐさだということです。

日本人にどこまで応用できるのかは、若干気になる部分です。ただ、相手が取るしぐさや動きをよく観察して、違和感を感じることは、営業が顧客と接するとき、取引先との交渉ごとの場面でも発生しますので、参考になるはずです。

今日から使える行動心理学

著者は立正大学名誉教授、日本ビジネス心理学会長です。コミカルなマンガが各項目で掲載されており、心理学の勉強というよりも顧客の行動を予測するコツやヒントについて、軽く読むことができます。

接客や営業の対人スキルのレベルアップを目指す人には、物足りないかもしれません。対人関係の仕事を始めたばかりの人や、読書をあまりしないという人には、最初の一冊として良いです。

行動分析学入門

タイトルは行動分析学ですが、心理を考える上で行動分析学は欠かせません。行動を分析することで心理や状況がわかるというものです。相手がなぜそんな行動を取ったのかを考えるヒントになります。

社会心理学で他者との関係・職場での心理を知る

他者との関係性、特に同じ職場で働く同僚や先輩上司、また部下や後輩との関係に悩まされることがあります。どういう立ち位置で接すれば良かったのか、なぜ相手はあんなことを言ったのか、と悩まされることがあります。そんな時にお勧めする本です。

眠れなくなるほど面白い 図解 社会心理学

人は職場や家庭や社会の中で、他者と関係し合って生きています。人との関係性の中で、どの選択が最良なのか、あるいはすべきでないとわかっていてもしてしまうこともあります。

なぜそういう行動をとってしまうのか、等々の自分も含めた行動の謎について心理学から解説している本です。直接的に営業や接客のヒントが書かれている本ではありません。

人が集団の中で生きていく上での気づきが得られる本です。自分自身や他人の行動の謎の部分が見えるかもしれません。例えば人は少人数のグループでいる場合には正確な思考や判断ができるのに、人数が増えると傍観者になって行動しなくという特性があるのです。人間の行動の心の不思議がわかります。

嫌われる勇気

人の悩みのほとんどは人間関係に原因があるとしているのが、アドラー心理学です。原因と結果から今があると考える説とは、完全に異なる考え方があります。社会の中で相手との関係性で悩むことが増えていると感じている方にはお勧めします。本書は海外でも多数出版されており、大変注目されている本です。賛否両論の声が強いことも特徴かもしれません。

行動心理学の本でビジネスに役立つ

現代においては直接顧客に接するときの心理学だけではなく、ネットを中心とした広告やホームページなどを顧客が見た時に伝えられる心理学効果を考える必要があります。

「買わせる」の心理学 消費者のここを動かすデザインの技法

さまざまな心理学効果とWebサイトへの具体的な応用例は、Webマーケの勉強というより、すぐにホームページの修正などの応用可能な実践的な資料を探している人には最適だと思います。ビジネスに今日から役立てられます。価格は、そこそこしますが、使える本だと思います。

人によるかもしれませんが、Kindle版より紙の本の方が見やすいのではないかと思います。

行動のしぐさから心理学で相手の本音を見抜く本

いっそのこと言葉ではなく、相手のしぐさや表情や視線だけに注目して、接してみても良いのではないでしょうか。人がどれだけ心にもない言葉を発しているのかに気がつくでしょう。

「顔」と「しぐさ」で相手を見抜く

著者の会社名にニヤッとするかもしれません。株式会社空気を読むを科学する研究所代表取締役の清水氏です。

表情の変化や仕草から本音を見るための具体的な方法が分かりやすく文章と図解(イラスト・写真)されています。ありがちな心理学の法則や理論を羅列していないことに好感が持てます。文章表現も翻訳本と比べると、はるかに読みやすいです。

心理学から相手の行動を読み取る本

有名な本なので、知ってる人が多いと思います。社会心理学について、 具体的な場面をもとにして、非常に分かりやすく書かれています。492ページという、この種の本の中でそれなりに分厚い方ですが、おそらくはスルスルと読めてしまうのだと思います。

あまりに人気になり、「影響力の武器」シリーズまでできてしまいました。

自分もどこかの場面でこうやって、買わせられているのかもしれない、と思います。

相手の心理を読み取るには行動を観察すること

営業マンに限らず、人は相手の心を読めたらどんなにいいだろう、と考えていることがあります。著者はメンタリストで著述家です。心理学の学者ではありません。独自に、言語と行動の関係に注目して研究を重ねた方です。

人の言語と心理の関係について、研究と観察を重ねた結果、心理学の入門書として書かれています。人は言葉を発する前に、感情を持った瞬間にその内容の兆候が体に現れているといいます。

行動心理学の本でマーケティングに使えるのは

マーケティングでは以前は紙のアンケートやハガキが使われていました。現在はWebやTwitterを使ったアンケートによってマーケティング調査を行う手法が増えていると思います。行動心理学を使えばマーケティングにも役立つのです。

心理マーケティング100の法則

マーケティングや営業・接客業などで、現在働いている方なら、今日から使えるアイディアが100個書かれています。

そして、実践に応用すれば、すぐに実感できるでしょう。(練習が必要なものもありますが) おそらく既にどこかで聞いたことがある方法から、初めて聞くものまであるかもしれません。

もしほとんど知ってるよ、となれば、あなたは十分優秀な営業です。

行動心理学の本といえばDaiGo

行動心理学について学び始めると、メンタリストDaiGoを思い起こす人も少なくないでしょう。メンタリストとは、まさに心理学の応用から相手の心理状態を読んだり、また暗示などのテクニックを使うことで、相手を誘導し行動させる事ができます。

実際Daigoさんの著書には行動心理学に関するものがいくつもあります。それらの中から3冊紹介します。自分の仕事や人間関係に活かせるヒントが見つかるはずです。

まとめ

冒頭に紹介しましたように、行動心理学という学問は今のところは存在しません。

ただ人の行動やしぐさには、明確に心理状態が現れているのは事実です。いくつか覚えておくだけで、仕事や人間関係に役立つでしょう。

行動心理学には、学問的論考がなされていないとされています。しかし表情や体動きが心の中の声との間に関係性があることを、仕事に活かして成果を上げている人は、たくさんいます。

営業や販売系の方の人で、成果が上がらないという人は、自分の行動にしか注目していない事が大きな原因になっています。成果を上げるヒントは、目の前の顧客の仕草に現れています。

ヒントがわかるようになれば、相手が聞き入れやすいタイミングで商談をする事ができます。当然、成果も上がります。

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この記事を書いた人

社会人経験約40年。仕事において強い必要性があり読書に目覚め、その後年収も急上昇。上場企業にキャリア入社し、50代に入り独立起業し会社経営。自分自身の読書に救われた経験から、読書によって人生が変わることを伝えたい。

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