読解力をつけるには同じ本を3回精読から|本を読まない人の場合

読解力をつけるには

メールを読み間違えてしまい、指示されたことでは無いことをしてしまった経験はありませんか。

メール文の意味が分からなくて何度も質問をして嫌われた経験はどうですか。

自分だけ資料の読み込みが遅いと感じたことはありませんか。これらは大人の読解力不足の症状です。

読解力不足がマズいのは、相手に「理解出来ないのか?頭悪い?」などと思われてしまうことです。この相手がもし顧客や取引先だと、言葉にせずに他の会社の商品を購入してしまいます。

相手が社内の人なら、何度も繰り返すことで、「仕事ができない人、ミスされると怖い」という対応をされるようになってしまいます。

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読解力をつけるには同じ本を3回精読する|本を読まない人の場合

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本を読まない人が大人になり、会社員となって最初に思うことが、これまでに本を読まないでいたことへの後悔です。(後悔しない人もいるようですが)

冒頭のようなことから、ミスを連発します。最初は教えてくれていた先輩や上司も徐々に対応をしてくれなくなります。自分なりに注意をしても、根本が変わらないので、状況は改善しません。

根本とは、文字を正確に読み取る力が不足していることです。つまり読解力をつけるように改善しない限り、意志の力で注意しようなどと考えても、良い結果にはなりません。

読解力をつけるにはまず同じ本を3回精読することから始める

読解力をつける方法は、当サイトでも紹介している記事が有ります。しかし、これまでに本を読まないで生きてきた人の場合、読書量を増やしたり、読んで理解したことを要約するなど学習レベルを上げる方法だと、早期に挫折する可能性があります。

もし既に月に1冊か2冊くらいは本を読んでいるという方は、次の記事の中で、ステップアップしながら読解力をつける方法を紹介していますので、ご参照下さい。

もしほとんど読んでいないか、平均しても月に1冊あるかどうかという方なら、「同じ本を3回精読する」事から始めて下さい。本の種類は、小説でも構いませんが、ビジネス書の方がすぐに役立つかも知れません。

年代によっておすすめする本が少し違いますが、古典的な本から読んだ方がいいでしょう。

3回精読する理由は

精読するとは、名前の通り、一文字ずつ読んでいく方法です。

読解力不足の人は、読んだつもりになっていることが多いです。精読は、少し時間がかかりますが、きちんと理解して読み進めていくことで、見落としが無くなります。

そして3回読んで下さい。恐らく2回目3回目に読んだときに、精読したはずなのに、なんとなくスルーしていた部分があることに気づいていくでしょう。3回精読する理由はここにあります。

知識情報を増やして行くには、多読や乱読という読み方で、たくさんの本を読む事が効果的です。しかし、これまでに本を読んでこなかった人は、漢字や言葉の意味も分からない場合が多いです。

またメールの指示連絡があったときに、見落としや読み取り間違いからミスをしている方は、飛ばし読みをしている可能性もあります。その癖を言ったん修正する必要もあります。

読解力が身についた段階で、速読の技術としての飛ばし読みはありますし、ある程度有効です。しかし、本を読まない人が飛ばし読みをすると、内容をほぼ理解していません。

読解力をつけるには、精読の後に要約し自分の行動に置き換える

3回精読を行った後で、要約をして下さい。読解力をつけるための要約ですので、全体を3行程度に要約してみて下さい。文字数で言えば、100〜120字程度です。(本来の要約は、出題者によって文字数は規定されます。)

読解力をつけるための練習ですので、余計に時間をかけずに、要約してみて下さい。

その上で、自分の行動にどう活かせるのかを考えてみて下さい。自分の仕事や日常に活かせるとしたら、どうすればいいだろうと思考してみて下さい。本からの学びを自分の行動に置き換えて実行してみるのです。

要約と思考は、全体をきちんと読んで理解していないとできないことです。つまり、読解が出来たということになります。

読解力がつくと出来る人に生まれ変われる

読解力が低下してしまってる人は、自分が仕事で成果を出せないこと・上司や先輩が自分に冷たいこと・同僚と打ち解けて話せないことの症状が起きているはずです。

仕事の能力や、理解力が無い・性格の問題なのだと思い違いをしている人も少なくないと思います。問題なのは、そこでは無く、読解力が無いことにあります。

これまでは、読書を軽んじるというある意味偏見が合ったのかも知れません。しかし読書は娯楽や趣味の一つという側面もありますが、社会人としての読解力を身につけるための最も簡単な学習方法の一つです。

読解力がついてくると、仕事ぶりが生まれ変わったようになるはず。読むことが出来るようになると、聞くこと・話すこと・書く事が出来るようになっていきます。そのためには、本の読み方を変えることをお勧めします。

まとめ

学生の間や社会人になってからも、本を読まないで過ごしてきた人は、仕事のミスを連発します。仕事の成果を出すことも難しいです。

そして、自分にこの仕事・この会社は向いてないのかなと考える人もいます。しかし、そういう考えにまで進んだ原因の多くは、読解力・文章力・語彙力が不足していることにある場合が多いです。

しかし、会社は真面目に努力していない人だと評価する可能性があります。まず読解力をつけるようにしましょう。同じ本を3回精読することから始めて下さい。(本を読んでこなかった人の場合)

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この記事を書いた人

社会人経験約40年。仕事において強い必要性があり読書に目覚め、その後年収も急上昇。上場企業にキャリア入社し、50代に入り独立起業し会社経営。自分自身の読書に救われた経験から、読書によって人生が変わることを伝えたい。

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