乱読とは?意味・濫読との違い・メリットを解説

乱読

「乱読とはどのような読み方?」「乱読と濫読には違いがある?」と疑問に思っていませんか。

乱読とは、読むジャンルや順番を細かく決めず、さまざまな本を手当たり次第に読むことです。「濫読」とも書き、一般には同じ意味で使われます。

乱読には、未知の分野へ触れやすい、興味の範囲を広げやすいなどのメリットがあります。一方、読んだだけで終わると、内容を十分に理解できない場合もあります。

この記事では、乱読の意味、濫読・多読・精読との違い、メリットと注意点、無理なく続ける方法を解説します。

目次

乱読とはどのような読み方?

乱読とは、特定のジャンル、著者、テーマだけに絞らず、さまざまな本を手当たり次第に読むことです。

読む順番や分野について、厳密な計画を立てずに本を選ぶ読み方を表します。

例えば、書店や図書館で目に留まった本を読む、複数のジャンルの新刊を読む、興味を持ったキーワードから次の本を選ぶといった読み方です。

ただし、乱読は本の内容を雑に読むことではありません。「どの本を選ぶかに統一した方針がない」という意味であり、一冊ずつ丁寧に読むこともできます。

乱読家とはどのような人?

乱読家とは、特定の分野だけに絞らず、さまざまな本を読む人を表す言い方です。

文脈によっては、「幅広いジャンルを読む人」という肯定的な意味で使われます。一方、方針なく本を読み、内容が身についていないという否定的な意味で使われる場合もあります。

ただし、乱読しているからといって、必ず内容を浅くしか理解していないとは限りません。

幅広く本を読んだあと、興味を持ったテーマを精読する人もいます。

乱読と濫読に違いはある?

「乱読」と「濫読」は、どちらも「らんどく」と読み、さまざまな本を手当たり次第に読むことを表します。一般的な意味に大きな違いはありません。

「濫」には、度を越す、みだりに行うといった意味があり、「濫読」は方針を決めず数多く読むというニュアンスを持ちます。

一方、「乱読」も辞書に掲載されている表記であり、誤字ではありません。日常的な文章では、字がわかりやすい「乱読」が使われることもあります。

この記事では、検索で使われることが多い「乱読」に表記を統一します。

乱読・多読・精読・併読の違い

乱読

分野や順番を厳密に決めず、さまざまな本を手当たり次第に読む方法です。

本の選び方に統一した方針がないことが特徴です。

多読

多読とは、本を数多く読むことです。乱読と違い、読むジャンルや目的が決まっていても多読と呼べます。

例えば、経営に関する本を一年間に百冊読む場合は、多読ですが、必ずしも乱読ではありません。

精読

精読とは、文章の細部まで注意しながら、内容を正確に読み取る方法です。

一冊を時間をかけて理解したい場合に向いています。

併読

併読とは、複数の本を同じ時期に並行して読む方法です。

複数ジャンルを併読することはありますが、同じテーマの本だけを併読する場合もあるため、乱読と同じ意味ではありません。

乱読のメリット

未知のジャンルに触れやすい

普段なら選ばない分野の本を読むことで、新しい考え方や関心に出会える可能性があります。

自分に合うジャンルがわからない人が、興味の範囲を探す方法としても使えます。

知識の入り口を増やせる

さまざまな分野の本を読むと、それまで知らなかった言葉、人物、出来事などに触れられます。

一冊だけで詳しい知識が身につくとは限りませんが、さらに調べるための入り口を増やせます。

異なる分野を結びつけやすい

複数のジャンルに触れると、別々に見えたテーマの共通点や関係に気づく場合があります。

例えば、心理学とマーケティング、歴史と経営など、異なる分野を組み合わせて考えるきっかけになります。

会話の話題を増やせる場合がある

幅広い本を読むことで、会話の中で知っているテーマが増える場合があります。

ただし、本を読んだだけで会話力が高くなったり、商談が成功したりするとは限りません。

自分の関心を見つけやすい

最初から一つの分野に決められない場合は、複数の本を試すことで、さらに読みたいテーマを見つけやすくなります。

乱読のデメリットと注意点

内容が浅いまま終わることがある

次々に本を変えるだけでは、一つのテーマを十分に理解できない場合があります。

興味を持った分野は、関連書を続けて読むことも必要です。

読んだ内容が整理されにくい

分野の異なる本を続けて読むと、それぞれの内容が混ざったり、要点を忘れたりすることがあります。

短いメモや読書記録を残すと、あとから整理しやすくなります。

冊数を増やすことが目的になりやすい

読了冊数だけを重視すると、内容を理解せず、ページを進めることが目的になる場合があります。

冊数だけでなく、理解できたことや次に調べたいことも確認しましょう。

費用や時間が増えやすい

興味を持った本を次々に購入すると、費用や保管場所が必要になります。

図書館、電子書籍の試し読み、定額サービスなどを使い分ける方法もあります。

乱読の具体的なやり方

普段読まないジャンルを一つ選ぶ

書店や図書館で、普段は選ばない棚から興味を持った本を一冊選びます。

最初は難しい専門書ではなく、入門書や新書などから始めると読み進めやすくなります。

書店や図書館で偶然の出会いを利用する

表紙、タイトル、目次などを見て、気になった本を選びます。

ランキングだけでなく、特集棚や返却棚を見る方法もあります。

一冊を最後まで読むことにこだわらない

読んでみて目的に合わない場合は、途中でやめたり、必要な章だけ読んだりしても構いません。

ただし、少し難しいだけで毎回すぐにやめると理解が深まりにくいため、目的に応じて判断しましょう。

気になったテーマを次の本へつなげる

読んだ本の中で気になった人物、用語、参考文献などから、次に読む本を選びます。

こうすると、無計画な乱読から、関心を広げる読書へつなげられます。

簡単な読書記録を残す

書名、読んだ日、印象に残った点、次に調べたいことを短く記録します。

一冊につき数行でも十分です。

興味を持った分野は精読する

乱読で興味を持ったテーマは、関連する本を数冊選び、丁寧に読みます。

乱読で範囲を広げ、精読で理解を深めると、両方の利点を生かせます。

乱読が向いている人

読みたい分野がまだ決まっていない人

興味のあるジャンルを探している段階では、幅広い本を試す乱読が役立ちます。

知識や話題の範囲を広げたい人

一つの分野だけでなく、複数のテーマの基礎知識へ触れたい人に向いています。

同じジャンルに飽きてきた人

普段とは異なる分野を読むことで、読書への新しい関心が生まれる場合があります。

興味を持った分野をあとから深められる人

乱読だけで終わらせず、必要に応じて関連書を読み、理解を深められる人に適しています。

よくあるQ&A

乱読とは簡単にいうと何ですか?

乱読とは、特定のジャンルや著者に絞らず、さまざまな本を手当たり次第に読むことです。本の内容を雑に読むという意味ではありません。

乱読と濫読に違いはありますか?

どちらも「らんどく」と読み、さまざまな本を手当たり次第に読むという意味です。辞書でも「濫読・乱読」として扱われており、一般的な意味に大きな違いはありません。

乱読と多読の違いは何ですか?

多読は単に本をたくさん読むことです。乱読には、分野や順番にこだわらず、手当たり次第に読むという意味が加わります。

乱読の反対語は何ですか?

乱読と対照的な読み方としては、文章の細部まで注意して読む「精読」があります。ただし、厳密な反対語というより、異なる目的を持つ読み方として捉える方が自然です。

乱読にはどのようなメリットがありますか?

未知のジャンルに触れやすい、知識の入り口を増やせる、自分の興味を探しやすいなどのメリットがあります。

乱読のデメリットは何ですか?

一つのテーマへの理解が浅くなる、読んだ内容を整理しにくい、冊数を増やすこと自体が目的になるなどの可能性があります。

乱読では一冊を最後まで読む必要がありますか?

必ずしも最後まで読む必要はありません。目的に合わない本は途中でやめたり、必要な章だけ読んだりできます。ただし、興味を持ったテーマは別の本で深く読むことが大切です。

乱読と精読はどちらがおすすめですか?

目的によって異なります。興味や知識の範囲を広げたい場合は乱読、特定の内容を深く理解したい場合は精読が向いています。両方を組み合わせる方法もあります。

まとめ

乱読とは、読むジャンルや順番を厳密に決めず、さまざまな本を手当たり次第に読むことです。「濫読」とも書き、一般的な意味に大きな違いはありません。

多読が単に本をたくさん読むことを表すのに対し、乱読には、分野や方針にこだわらず読むという意味が含まれます。

乱読には、未知のジャンルに触れる、知識の入り口を増やす、自分の関心を見つけるなどのメリットがあります。一方、内容が浅いままになったり、読んだ内容を整理しにくかったりする点には注意が必要です。

興味を持ったテーマは精読へ切り替え、簡単な読書記録を残すと、乱読で得た情報を生かしやすくなります。

精読・多読・速読など、ほかの読み方も知りたい方は、「本の読み方の種類のまとめめ」も参考にしてください

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